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2025年9月3日

夏が過ぎ去るまであと少し

皆さま、こんにちは。ぽーと鍼灸院の田(でん)です。
蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
お盆が過ぎると昔は朝晩少し涼しくなっていましたが、温暖化の影響でまだまだ暑いですね…。熱中症・脱水に注意していきましょう。
夏の疲れを秋に持ち越さないために
東洋医学では、8月は「長夏(ちょうか)」と呼ばれる季節にあたります。
長夏は立秋(8月上旬)から白露(9月上旬)までの時期で、五行では**脾(土)**が支配します。
脾 (ひ) は消化吸収をつかさどる臓腑で、湿気や冷えに弱く、夏の冷たい飲み物や冷房、そして湿度の高い気候でダメージを受けやすいのです。

この時期に起こりやすい不調
•胃もたれ・食欲不振
•だるさ、やる気が出ない
•下痢や軟便
•むくみ
•頭重感(頭が重い感じ)
これらは「脾の弱り」と「湿邪(しつじゃ)」が関係しています。

🍵 養生のポイント
1.冷たい飲み物は控える
一気に飲まず、常温や温かいお茶に切り替える。
2.消化に優しい食事
旬のとうもろこし・冬瓜・枝豆などは脾を補い、余分な水分を排出します。
3.軽い運動で巡りを促す
朝や夕方の散歩、ゆったりしたストレッチで気血を巡らせます。
4.冷房の風を直接浴びない
首・腰・足首は特に冷やさないようにしましょう。

🎯今月のおすすめツボ
•足三里(あしさんり)
胃腸の働きを整え、疲労回復にも効果的。膝の下3〜4cm、すねの外側。
•陰陵泉(いんりょうせん)
むくみや水分代謝の改善に。膝の内側、くるぶし寄りのくぼみ。
•中脘(ちゅうかん)
胃もたれや食欲不振に。みぞおちとおへその中間。

ブログ掲載者名:田