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大阪市西区

訪問介護事業 港ケアステーション南堀江

2024年12月5日

危険予知トレーニング(KYT)研修

11/19 各事業所のサービス提供責任者が集まり、【危険予知トレーニング】の研修を行いました。

危険予知トレーニングとは

介護の現場では危険要因が潜んでおり、危険要因に気が付くことができないと介護事故やヒヤリハット、労働災害につながる可能性が高くなります。
施設内の環境を安全にするための取り組みが危険予知トレーニングです。

パッとみて気づき、危険予知要因を見つけ話し合いを行い、対策を検討する活動です。
私たちがやってみた危険予知トレーニングを説明していきます。

第1ラウンド・・上のイラストの中で、パッと見て危険だ!と思うことを「○○(行動)すると、□□(状態)となり、△△(結果)のリスクがある」と話していく。
第2ラウンド・・出てきた意見を元にグループで重要な危険要因なのか検討していきます。
第3ラウンド・・選出した危険要因を予防・防止するための対策をグループで話し合います。

具体的で、実現可能な対策を発言することがポイント。

第4ラウンド・・第3ラウンドで出された対策の中でグループで必ず実施する対策を検討します。
「○○する時」は、「○○する」と行動を決定します。

すべてのメンバーが意見を出し、それぞれの発言が新たな発見や認識の相違など気づきになります。

第1ラウンド
危険に思うことを、すべてのサービス提供者がたくさんの意見を出し合いました
・手すりにかかっているタオルが立ち上がった時に滑り、転倒のリスクがある。
・頭の上にあるボックスティッシュがベッドのギャッジアップしているところにはまり、ベッドがフラットにならない
・ポータブルトイレの蓋が開いていない為、移動する際に不安定となって転倒のリスクがある。

第2ラウンド
・ポータブルの位置が遠いので、危険な状態となり、転倒のリスクがある。
・蓋が閉まっているため、使用する際に開けないといけなくなり、転倒のリスクがある等、意見が出ました。

第3ラウンド
位置については、お客様に説明し、場所の確認をする。
蓋は開ける、開けないに関しては、個別によって、開けておかないといけない人、閉めてほしい人があることの確認。
声掛けを必ず行う。

第4ラウンド
ポータブルは清潔にした状態で退出するなど、状況を想像しながらの話し合いをしました。

こうした危険予知トレーニングをすることで、今まで見えていなかったことが見えてくるようになり、
事故を未然に防ぐことができ、サービスを対応する全ての人が危険に気づくことが出来るようになる。と考えられます。

本当に勉強になった研修でした。みんなで意見を出すことで、いろんな人の見方も勉強になりました。

皆さんも一度やってみてくださいね!!

ブログ掲載者名:安河内